バートン・マルキールのランダム・ウォークは
ためしてガッテンということなのでしょう。
進化は直線的に考えられるほど単純なものではなく
人生も管理できるほど簡単なものではない。


遊び感覚で何でもやってみるというのは、実はすごく大変で
骨の折れること。現代人は、いつしか骨の折れることに対して
怠慢になっていて、その怠慢に、ものたりなさと不安を抱いて
いるのかもしれません。その不安を解消するために課題を与えて、
さらにその課題に不安を抱くのです。


それは、決められた課題にアプローチして直線的な結果を求める
学生的な思考と言えるのかもしれません。これだとただのスパイラルなの
です。この思考を脱出しないことには、仕事も楽しくならないのだと思います。


好奇心という情熱を過小評価してはいけないのだ。