〜ゴルフショップ〜

レジにドライバーをもってきて購入しようとした人の体つきをみたところ、明らかに使いこなせないだろうと思ったので買わないほうが良いことを伝えた。いろいろ話をしてやわらかめのシャフトが良いと思うと言ったら、高い方を購入して帰った。
商品を買ってもらわなくても給料に響かないというやる気の無い前提は、とにかく売ればいいというニオイがでないので、ときとして好材料に働くことがあるのかもしれない。。


ゴルフクラブにはスペックというものがあって個人の体力や戦略によって、ある程度クラブを自分好みに編集できる。そのためONE to ONEマーケティングが威力を発揮し、店側は顧客を常連として取り囲みやすい。最近はバブリーな頃に比べてある程度お金を持っている人が継続してゴルフをやっているケースが高いため、知識を持った顧客の傾向が強いのでなおさら。しかし、手広く顧客を集めたり、回転数を高めるためにはこのやり方に限界がある。
そのためゴルフ業界(特に中古ショップ)はITを導入してリーチとリッチネスのトレードオフを解消しようとしたが、うまくいってない。戦略にも問題があるのだけれど考えられる理由としては、中高年がパソコンをうまく使いこなせないことやあんな高いクラブをネットで買うかばかやろ、などを浮かべるが店に来るお客さんと店長の話を聞いていると一番の理由が見えてきた。


ネットで購入すると嫁さんにゴルフクラブを購入したことがキャッシュカードの明細や商品の郵送でバレるからである。